経緯 其の三
18年の2月からフォイパン と消化剤を処方されましたが、この薬の効果を感じられるまでには3ヶ月程度かかりました。
その間は毎日がとにかくしんどくて…。
・朝起きると背中全体が痛い。
→朝から快調な目覚めは皆無…
・一日中 首から肩にかけて重度のコリがある。
→デスクワークが耐えられず適当な理由をつけて社用車で寝てる事もシバシバ。
・体が重い。
→家族で買い物に行っても1時間も立ったり歩いたり出来ない。腰が痛くなり途中 ベンチで休みながら同行。
・予測不能な急な下痢。
→オナラだと思って気を緩めると…
(幸い自分は激しい腹痛は一度のみ。それも30分程で治った。但し鈍痛と違和感は毎日)
でも薬を飲み、また自主的に脂質制限をしたり、出来るだけ睡眠を長くとったり、仕事も出来るだけ無責任になったり笑…
そんな事をして3ヶ月位経つと上記の症状が少し楽になってる、若しくは頻度が少し減っている事に気づいた。
これは本当少しづつって感じで、良くフォイパン は薄皮を剥ぐ様に効くというけど、その通りで一進一退を繰り返しながら、当時と比べたら…というレベル。
で、この間は複数の血液検査と画像検査で経過観察。血液検査はリパーゼ(60前後)とトリプシン(550〜650)が常時軽度の基準超え。アミラーゼは基準値内。
MRCPとEUSも実施して異常無し。EUSは軽度の炎症があるが年齢や性別的には正常の範囲内で早期慢性膵炎の所見には至らず。
という事で現在は慢性膵炎膵炎疑診という事に落ち着いています。
ただ 未だに症状のコントロールが難しくて、上記の症状が不規則に発症して今だにしんどい日もあります。(現にこの1ヶ月は落ち気味)
出来るだけ規則正しい生活と食事制限をしながら安定出来るように心がけてます。
経緯 其の二
16年12月に感じた違和感は一過性のもので、それからはまた暴食生活へ笑。
でも、夏頃からかお腹にガスが溜まる感じ。便意はあるけどウンチがちょっとしかでない。オナラが異常に出る。という症状が続き、少し心配に。
(便意を感じてトイレに行っても、ウンチは出ずに20秒間くらい息継ぎ無しのオナラが出続けるとか)
でも何だかんだで放置してたらとうとう…
17年12月に痛みが再発…
ある日の夕食後に娘をお風呂に入れてた時。
少し体をひねったら、左腹部にピリッとした痛みが。筋を痛めたかな?と思ってたら翌日位から左の背中側にも鈍痛が!
しかも1週間経っても良くならない。これは筋系ではないな…と原因を探るべく色々ググると悪い情報ばかり!
年末年始は病院もお休みなんで、気になったまま正月は越せないと思い、即 近くの総合病院へ。この時はネット情報と自身の症状を照合してすい臓系だと確信を持っていた。
担当医も造影CT、レントゲン、採血(すい臓系はアミラーゼのみ)&採尿を即日手配してくれて、半日ほどかけて検査を実施。
結果、画像上もアミラーゼも異常無いからすい臓には全く問題無しとの事。後日胃カメラもやって問題無し。結果 心気性の胃腸不良という事でアコファイドを処方され 様子を見る事に。
但し、自分自身は何故かすい臓由来の症状という自信もあって、中々納得行かず、年明けに別の総合病院へ。そこではCTは断られエコーを実施。膵管も正常だしアミラーゼやすい臓系の腫瘍マーカーも問題無しだから気のせいでしょ!と…。
でも納得出来ない!
今度はダメ元で近くの消化器内科へ!経緯を説明したところ、『じゃあ、リパーゼとトリプシン検査する?』と言われてお願いしたところ トリプシンだけが微妙に基準値をオーバー。(基準500に対し507)
でも『この程度じゃ慢性膵炎って言えないから笑』と一笑されて終了。
※この時点では自分自身も知識がなかったけど、今思えばすい酵素に異常があれば慢性膵炎疑診は確定のはずなんだけど…やっぱりすい臓に詳しい医師って少ない。
んで、まだ納得いかないんで、この結果表を握りしめて、はじめに行った総合病院へ。すると担当医は『ん〜とりあえずアコファイドはやめて、膵炎を対象にした薬を出しましょう』と。『それと次回はあらためてすい臓系の血液検査とMRI(MRCP)を』
という事で晴れて膵炎を対象とした経過観察とフォイパン と消化剤が処方されました。
これが18年の2月。
※でもこの2ヶ月間で体重は68kgから63kgへ。それと病名がわからない不安と不眠で精神科に通ったりも。
自分で動かなかったら恐らく今でもアコファイド飲み続けてた可能性があると思うと…怖い。
医者の言う事を鵜呑みのしないで自分の納得が行くまで検査をする!相手にされないなら別の病院に切り舞える!自分なりに予備知識を持って医師に質問する(内科は明言せずにはぐらかす傾向があるんで)!この辺りは重要かと思う。
慢性膵炎膵炎は比較的レアな病気なんで診断してもらうのに漂流期間が長い方もいる中で、数ヶ月で薬物療法を開始できたのは比較的いい方なのかなぁ?と思う。
それ以降の経過観察はあらためて。
経緯 其の一
はじめに左腹部に違和感が出たのは2016年12月。
何となく違和感というか軽い痛みが…。
同年の10月に同じ場所に帯状疱疹を患ったので、はじめはその影響かと思ってた。(神経痛が後遺症で残る可能性もあると聞いてたから。)
でもどうも違う感じがする。人間ドックで胃カメラと大腸カメラやってるから問題ないはず。それ以外の臓器となると…。ググるとあまりよろしくない情報が多数。
心配になって近くの消化器内科へ。
ミラーゼとその他一般的な血液検査をした結果、特に問題無し。安心したのと同時期に痛みも無くなったので、やっぱり気のせいだったのかな〜で普通の暴食生活へ。(この時 徹底的にすい臓を疑って、リパーゼ&トリプシンも検査してれば引っかかったかも。未だにアミラーゼだけは基準値内だから…)
慢性膵炎は稀な病気だから医者も念頭に無くて、検査の網に掛からず放置されちゃうケースが多いんでしょうね。自分自身も検査内容なんかの予備知識を持って医者に臨めばもう少し結果も変わったかもと後悔してます。
続きはあらためて。
体からのシグナル
今思えばだけど、慢性膵炎に至る前段階で、スイちゃん(敬意を称してスイちゃんと呼んでます)は悲鳴をあげながらシグナルを発信してくれてたと思います。
・風邪でもないのに不意に体がだるくなって、寝込む。朝起きると体が重くて布団から出られず…月に一回位は会社休む…少し寝ると良くなる程度。
・不意に微熱が続く。
・オナラがよく出る。
・下痢と便秘を繰り返す。
・体重が徐々に減り始める。(ちょうどジョギングを始めた時期と重なってたので健康的に痩せてると思ってたんですが)
・体の左半身に不調が偏る。足首、膝の痛み。中耳炎。虫歯。視力。全部左側が悪い(膵炎との因果関係は医学的には無いと思うけど…何となく)
ここまでは数年前から。
ここからは発症の1年位前からの症状。
・下腹部が張った状態、ガスが溜まった状態が続く。
・オナラが異常によく出る。止まらない…。
・便の量が減る。鉛筆みたいなウンチがチョロチョロ。
・左腹部から背中にかけて帯状疱疹。
自分はこれまで大病もしないし、アルコールは殆ど飲まず、喫煙歴は15年ほどですが、数年前に禁煙。中肉中背でジョギングなんかもしてて同世代の中では健康体だと思い込んでました。ただ、寝る前のお菓子の異常なほど暴食(板チョコ、ポテチ、アイスのワンセットをほぼ毎日。奥さんが引くくらいの量。)を成人以来20年ほどやめられず、スイちゃんの悲鳴も無視し続けた結果、仕事のストレスもトリガーとなり発症したんだと思ってます。
もっと体のシグナルを注意深く汲み取って自分をいたわっていればと後悔してます…。
慢性膵炎(正確には疑診)の診断に至るまでの経緯はあらためて。
はじめに
慢性膵炎と診断されてから約10ヶ月が経つアラフォーパパです。
同じような症状で苦しんでる方と情報を共有出来ればと思い、自身の症状や思いなど、色々記録してみようと思います。
自分自身への備忘録という目的も含めて…。